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11月7日は立冬。俳句ではこの日以降、冬を詠む。しばらくは暖かい日もあるけれど、下旬になると朝晩はぐんと冷え込むようになる。
それにしても今年は、気象上めちゃくちゃな年として記録されるのではないか。関東地方では寒い春だったのが5月になると急に暑くなり、いきなり猛暑になった。その暑さが10月まで尾を引いたと思ったら、秋らしい秋を感じることもなく冬に入る。この間、日本列島は西日本を中心に長雨に見舞われ、台風が連続して襲い、各地で水害が起こった。そして止めを刺したのが新潟県の中越地震である。
心許せる人とようやく落ち着ける場所に席を占めて、杯を合わせた途端にグラグラッと来た。自然現象についてぶつぶつ愚痴るのは馬鹿の極みであるとは分かっているのだが、折角の計画が台無しになったりすると、ついつい天を恨みたくなる。
これから、震源地付近で避難生活を強いられている人たちには厳しい季節がやってくる。ほかほかと湯気を立てる煮大根を頬張って、いささかの心の平安を保てるよう祈ることや切。
(大澤水牛、ペン画・丸山敏雄)
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