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1月6日が寒の入り、20日が大寒で2月3日は節分、翌4日が立春となって、いよいよ春になる。立春までのざっとひと月が「寒の内」と言われ、寒さが最も厳しくなる頃とされている。
今年は暖冬のようだが、さすがに寒に入ると朝晩はぐんと冷え込むようになった。新聞配達のお兄さん、ゴミ回収のおじさんたちの息も白く見える。
町には野良猫が多い。カラスと競争でゴミ山を漁っている。元はと言えば、心無い飼い主が捨てたのがノラと化し、自然繁殖したのだろう。飽食の時代と言われて久しく、いたる所にノラやカラスの食物が転がっているから、ますます増えてしまう。
ノラにも縄張りがあるらしく、それぞれのゴミ山には数匹の決まった猫がいて、他所者や弱いものは追われてしまう。追われた猫は餌を求めてうろつく、寒の内ともなれば暖かい寝場所も欲しいと、家々の庭に入り込んで来る。たまたまやさしい奥さんに巡り合ったノラはその家の物置の床下などを住処として、時々「ニャー」と鳴いては餌をねだりに来る。こういう半ば家猫になったノラを「居着き猫」というのだそうである。
(大澤水牛、ペン画・丸山敏雄)
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