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厚生労働省の発表によると、65歳以上の高齢者のみか、18歳未満の子供も加わった「高齢者世帯」が700万世帯を超えた。高齢化が急速に進んでいることがはっきりした。この統計で注目すべきは、ひとつには高齢者世帯の平均所得が304万円で、このうち公的年金・恩給が約7割を占めていること。
なおかつ、未婚の子女と同居している高齢者世帯の約4割の家計を高齢者が支えている、という指摘に驚かされた。今日本は不況のどん底にあるが、戦後の繁栄を担ってきた働き蜂は、今高齢者と言われている人々だ。しかもなお、家計を支え続けなければならない、というのは、あまりにも酷ではなかろうか。
一方では少子化が進む。選挙期間中、各候補はそれぞれ高齢化・少子化対策を訴えたが、前号のまちおこし欄で触れた複合型ケアのように、問題をひとつのものとして捉えた意見は少なかった。
労働可能人口が減っていくならば、子供や高齢者の面倒は高齢者に任せて、若い人達をもっと経済の現場へ送り出せないものだろうか。個々の対策をもっともっと組み合わせることで新しい施策が生まれるだろう。
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