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日本が国連の常任理事国になることに中国や韓国が反対している。その理由として、日本軍部が第二次大戦中にあれほど近隣のアジア諸国を痛めつけたことを忘れて、小泉首相が戦争犯罪人を祀った靖国神社を参拝したり、戦争当時の日本のとった態度をうやむやにするような記述の教科書が出て来たりすることを挙げている。
中国ではこの問題に学生など若者が大規模なデモを行ない、日本製品ボイコット運動を繰り広げ、そうした動きを中国政府は半ば黙認している。しかし、私たちは中国や韓国のこうした姿勢にいらだったり、怒ったりする必要はない。その背景には、国民の不満を外に振り向けてしまおうとする両国の国内事情があるのだと考えるくらいの余裕を持ちたい。
むしろ日本は常任理事国になどなりたがらない方がいい。日本は米国に次ぐ国連分担金支出国であり、今や日本を除外した国連など考えられないのである。
また、中国や韓国にしても、自国の経済発展のために日本は欠かすことのできない存在になっている。だから日本は鷹揚に構えていればいいのである。そうすれば必ず新しい局面が開かれる。
(寒河柳太郎)
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