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3月定例市議会は「住民投票を求める蕨市民の会」(代表・江川好雄、高橋至元、東 顯の3氏)が、田中市長に直接請求した『蕨市が川口市及び鳩ヶ谷市と合併することの是非を住民投票に付するための条例』の制定案を、反対多数で否決した。
市議会で蕨市民の会が意見陳述
田中市長は、住民投票を求める蕨市民の会からの直接請求を受け、3月定例市議会に住民投票条例案を提案した。
3月22日の本会議で、蕨市民の会の高橋至元代表が意見陳述を行なった。要旨は次のとおり。
「地方自治の理念は、憲法92条に定められているように、『地方自治の本旨』に基づくことになっている。市町村の合併に関しても、この原則が貫かなければならない。3市の合併は蕨市民の中から出された要望や意見に基づくものではなく、国と県の指導による戸田市を含む4市合併に起因するものである。」
4市合併の構図が示された当時、市長は市議会で「合併は市民の意向による。市長が合併したいといって成功したところはあまりない」と答弁した。しかしなぜか、市長は突然市民の意向や要望に無関係に3市合併の協議を進めてきた。
これまで重大な政策の転換など重要なポイントを何回も経たが、一度も市民の意向や判断の確認がなかった。そこで市民は止むに止まれぬ思いから住民投票条例制定を市長に直接請求するに至った。
わたしたち市民は、蕨市の発展と豊かな市民生活を願い、氏の将来にかかわる重要な問題は住民の意思や判断に基づいて方向を決めるべきと考える。本議会が市民の願いを正しく受け止め、住民投票の早期実施のために、条例案を可決されることを確信する」。
これに対し、田中市長は質疑応答の中で「6月定例市議会に独自案を出し、8月上旬ころに住民投票をしたい」と述べた。
翌23日の本会議最終日の採決では、賛成11反対12で本案は否決された。
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